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2006年2月25日 (土)

[Title] 「冬季に目開(あ)いて」の由来(No.21)

20まで何とか続けたので、もうギブアップしようと思ったのですが、何故かうっかり続けてしまいました。 それはともかく、冬季オリンピック、荒川選手の金メダルの演技は、みなさん、眠い目をこすりつつ しっかり目を開いて、リアルタイムで見ていたのでしょうか? 私はしっかり寝てました。

元ネタは『遠きに目ありて』(天藤真)

あるとき、偶然知り合った脳性麻痺の少年に警部は自分の担当している事件のことを語って聞かせます。 意外にも、少年は、事件の謎を鮮かに解いてみせるのです。

少年が警部の話を聞くだけで事件の謎を解くといういわゆる安楽椅子探偵物の連作ミステリです。

図書館や古本屋でないとなかなか探し出せなかった天藤真の作品ですが、 10年程前から1作ずつ創元推理文庫から天藤真推理小説全集として刊行されるようになりました(現在完結しています)。 今なら比較的手に入りやすいかも知れません。 この作品は、その記念すべき第1巻にあたります。

どの作品もどこかほのぼのとしていて(ミステリなので死人が出ますが)とぼけたユーモアがあります。 それでいて、「陽気な容疑者たち」「皆殺しパーティ」などトリッキーな作品が多いです。

そんな天藤真をどうしても取り上げたくて無理矢理、タイトルを捻り出しました。

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