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2007年1月 6日 (土)

[本] 眼を開く (マイクル・Z・リューイン)


マイクル・Z・リューインの新作、しかも久々のアルバート・サムスン復活とくれば、もうこれは読むしかない。



今回は、私立探偵免許を取り戻したアルバート・サムスンが探偵として復活するまでの話。
アルバート・サムスンは、ひらめきで、ある事件を解決し、別の事件では、ひらめきで見当外れの推理をしてしまう。
ヒーローは必ずしも勝利するとは限らないほろ苦い展開だった。



それにしても、この作品のエンディングが気になって仕方がない。
「さあ、新たな冒険の始まりだ。みんなで頑張るぞー。オー!!!」という感じで
エンディングを向かえる少年ジャンプあたりにありがちな漫画と結末が同じなのである。
同じようにこのシリーズもこれで本当に終わってしまうのか、それとも、これまたありがちな漫画の
「次回、新章突入! 新展開にご期待ください!」という感じで続いていく展開を見せてくれるのか気になる。



でも、このまま続けちゃうと、サムスン一家のミステリになっちゃって、
『探偵家族』のルンギ一家と同じになってしまいそうで、それもちょっと嫌だ。



今後このシリーズが続くとすれば、ターニングポイントとなる作品だと思われる。
続かないとすれば、最終作ということになる。
どちらにしても、サムスンのファンにとっては必読の一冊。


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