[本] 殺人作家同盟 (ピーター・ラヴゼイ)
久々のノン・シリーズ物。
(とは言っても、ダイヤモンド警視がちょっとだけ顔を出しているので、
ダイヤモンド警視シリーズのスピンオフ作品と言えるかも知れない。)
エドガー・ブラッカーが放火により殺される。
素人作家の集りに参加したボブ・ネイラーは事件を調べ始めるが、
第二、第三の事件が発生する。
さすがラヴゼイ。本格ミステリを堪能させてもらった。
さりげない伏線があちこちに散りばめられているし、最後のどんでん返しも鮮か。
ヘン・マリン主任警部がアガサ・クリスティを引用する場面など
ミステリファンへのサービスも忘れていない。
最近の翻訳ミステリで本格ミステリというと旧作が目立つのだが、
現代ミステリだって負けていないと思わせてくれる作品。
本格ミステリファンにはオススメの1冊。
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