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2007年11月23日 (金)

[本] 読み進むうちに刑事のキャラクターの違和感が徐々に消えていく一方で刑事の妻がどんどんおかしなキャラクターになっていくのが面白い連作短編ミステリ

最初は、刑事の言葉遣いが丁寧だったり乱暴だったりするところに違和感を感じていたのだが、 読み進むうちに何となくしっくりとくるようになった。 その一方で妻の方は、どんどんおかしなキャラクターになっていって、本筋とは関係ないところだけど、全てのキャラクターを喰ってしまうぐらい最後には目立ってしまっているところが面白い。 田舎を舞台にしているので、扱う事件も殺伐としたものではない。 日常の謎とまではいかないものの、凶悪ではない犯罪を扱っている。 どこかしら牧歌的な雰囲気が出ているところが良い。 それでいて、謎解きはそれぞれの短編で趣向が凝らされている。 続編が出たら、また読んでみたい。

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