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2008年3月 9日 (日)

[英語] 捻りのあるサスペンスミステリ短篇集

Twistedに続くDeaverの短篇集。 最後にAfraidの創作に関する著書自身の解説もついている。 Born Bad、Double Jeopardy が気に入った。 以下簡単に感想。

Chapter and Verse - ダイイング・メッセージ物。

The Commuter - ちょっと奇妙な味のミステリ。

The Westphalian Ring - 1892年のイギリスを舞台にした泥棒が主人公のミステリ。 当時の雰囲気を出すためかDeaverにしては英語が少し難しいのかなと思った。 終盤、意外な人物が登場してきてびっくり。

Surveillance - ハイテク対ローテクの対決。

Born Bad - 途中まで英語が難しくて退屈だなあと思っていた。 ぼーっと寝っ転がって読んでいたら、いきなり頭を殴られたかと思うぐらいの衝撃を受けた。 思わず起き上がってしまった。 ネガとポジの反転が見事。

Interrogation - トマス・ハリスを連想させるようなサイコ・サスペンス物。

Afraid - サスペンスフルなリドルストーリー。

Double Jeopardy - 法廷ミステリ。ちょっと無理がある気もするが、さすがディーヴァーと思わせるひねり具合。

Tunnel Girl - まさか、こんな捻りを見せるとは思わなかった。完全に油断していた。

Locard's Principle - リンカーン・ライム物。犯人は意外だけど、ディーヴァーなだけにさほど驚かなかった。

A Dish Served Cold - 人の恨みは恐ろしい。

Copycat - 捻れ方が変わっている。メタ・ミステリ。

The Voyeur - 1回目読んだときにはオチがピンとこなかった。ディーヴァーにしては切れ味が鈍いような気がする。それとも私の英語力の無さが災いしているのか。

The Poker Lesson - ある意味王道のストーリー展開。

Ninty-Eight Point Six - セールスマンがこんな風に事件に絡んでくるとはまったく予想できんかった。不意打ちを喰らった。

A Nice Place to Visit - 巧妙な罠にはめられた男の話。

ただいま英語多読 2497027語。

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