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2008年6月20日 (金)

[本] さりげない伏線の張り方が巧みな本格ミステリ

女流作家ミセス・ベネットの屋敷で起きた死亡事件の検死審問の記録から構成される長編本格ミステリ。 伏線の張り方がさりげなく巧みなミステリ。 1940年の作品だが、古典ミステリにありがちな古さを全く感じさせない。 半世紀以上経った現代でも十分通用する。 本格ミステリファンは読むべし。

「本職の作家であり技巧派であるわたしから見て何より醜悪なのは、 モルヒネ中毒者だの、 美食に溺れる巨漢だの、 異国訛りの珍妙な英語を操る男だの、 探偵といえば変人ばかりなのに、 犯人はその探偵が到着するのをじっくり待ってから人殺しに取りかかるという点です。」

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