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2008年7月21日 (月)

[本] 連作短編落語ミステリ

落語家が登場するミステリは、北村薫、大倉崇裕、田中啓文らが手がけているが、 それらの作品よりもさらにもう一歩も二歩も落語に踏み込んでいる。 ただ落語家が登場するミステリというだけでなく、本格落語ミステリに仕上がっている。 実際の落語を真っ向から謎解きの題材として取り上げているところが面白い。 ちょっとした煙管の動かし方の違いによって巧みに噺が変わってしまう表題作が好み。

続編も読んでみたいところだけど、無理に量産しないで、あくまでも本格落語・ミステリ路線を守ってほしい。

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