« [本] 連作短編落語ミステリ | トップページ | [日記] audible.com の Sammy Keyes シリーズ »

2008年7月25日 (金)

[本] 前半読みづらいけど、後半はテンポよく読むことができる本格ミステリの佳作

アプルビィ警部が登場する本格ミステリ。

前半は、どうにも小難しくて退屈で読みづらい。 事件が起こってからの後半は、いろんな推理が披露される怒濤の展開で一気に読むことができる。

過去に同様のトリックの作品を読んだことがある分、真相に対する衝撃度が低かった。 発表年からすれば、必ずしも使い古されたトリック、真相と言ってしまうのは不公平なんだけど仕方がない。 あと、いろんな推理が披露される割には、どこかしら渋めで、けれん味に欠けている。

そんなこんなで、傑作とは言いづらいんだけど、 ひょっとしたら年間ベスト10の下位ぐらいには入ってくるぐらいの佳作だと思う。

|

« [本] 連作短編落語ミステリ | トップページ | [日記] audible.com の Sammy Keyes シリーズ »

コメント

この記事へのコメントは終了しました。

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: [本] 前半読みづらいけど、後半はテンポよく読むことができる本格ミステリの佳作:

« [本] 連作短編落語ミステリ | トップページ | [日記] audible.com の Sammy Keyes シリーズ »