[本] ちょっと看板に偽りありなんじゃないかと思ってしまった本
実践!ソフトウェアアーキテクチャ (尾島良司)
Visual Studio 2005 と .Net Frameworkを使って業務アプリケーションを開発するときの 一種のフレームワークとして使うためのサンプルアプリケーションの実装手順を解説した本。
副題に「Visual Studio と ASP.NETによる業務システム開発方法」と書いてあるのだが 「ASP.NETによる」というわりには、ASP.NETに関する解説は20ページほどしかなくて ちょっとがっかりした。 「ASP.NET」とあった方が多分売れるからなんだろうけど。
型付DataSetを使っているのだが、ADO.NETというか型付きDataSetそのものを 深く理解していない私には、あまりピンとこなかった。 ただ、もっと型付きDataSet(ADO.NET)を深く理解すれば、実は、使い手のある道具なのかも 知れないと思った。
私は、更新系の処理でメモリリソースの消費を押さえつつも型付DataSetをうまいこと 使ってコーディングレスで実現できないものかと日頃考えていた。
だから、型付DataSetをASP.NETの更新系の処理でどう使うのか期待して読み進んだのだけれども
ASP.NETのデータ バインディングは出力専用だと割りきってしまうのが現実的
とか
更新の場合は、楽観的同時実行制御のために検索時の型付DataSetを保持する ことになって、結局はメモリリソースを倍消費することになる
とか書かれていて、残念だった。
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