[本] 複雑な人間関係と錯綜するプロットに酔わされる日常的な非日常ミステリ風小説
喜の行列 悲の行列 (藤田宣永)
ひょんなことから、デパートの福袋を手に入れるために大晦日から行列に並ぶことになった定年間近の 宝福喜朗の周囲で巻き起こる大小様々な事件の顛末が語られるミステリ風小説。 (ミステリ風小説であってミステリ小説と言い切る自信がない。)
複雑な人間関係、錯綜するプロットが特徴のロス・トーマスの小説を 日常小説寄りにしてトボけたユーモアを眩してハードな部分をソフトにしたような小説。
「僕たちには分からない必然性があったと思うけどな。」
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