[本] 奇想に富んだ本格ミステリ短篇集
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彼女らは雪の迷宮に (芦辺拓)
雪の山荘の中に閉じ込められた人間が一人、また一人と姿を消していく...。
森江春策シリーズ。
普通の雪の山荘ものかと思いきや意外な捻りと仕掛けがあって普通には終わらせないところがさすがである。 森江春策シリーズファンも本格ミステリファンもニヤニヤしながら楽しく読めばいいのである。
ともかさんは森江探偵の助手として、これまでいろんな事件の渦中に飛び込んできた。でも 決して死なない、傷つかない。なぜって、それは彼女がレギュラー・キャラクターだから。
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ウォリス家の殺人 (D・M・ディヴァイン)
よく考えられた真相と伏線ではあるんだろうけど、あまりに地味すぎて、 なるほどなと思うことができなかった。 もうちょっとわかりやすいのが好き。
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キング・オブ・スティング (マシュー・クライン)
軽妙な語り口で詐欺の手口の数々を解説してくれるところが面白い。 どこまでが詐欺師キップ・ラーゴの計算の範囲内で、 どこからが計算の範囲外なのか予測させないで、 どうストーリーを展開するかが、この手の小説のポイントであるが、 その辺りもよく練られている。
痛快無比なストーリーを期待して読んだので、ほろ苦い幕切れがちょっと残念だった。 (自分の期待していた幕切れとちょっと違って爽快な読後感にならなかったというだけで、この幕切れが駄目だとは思っていない。)
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The Ruby Programming Language (David Flanagan, Yukihiro Matsumoto)
プログラミング初心者が読むにはちょっと厳しい本。 プログラミング経験者、あるいは、Rubyを知っている人が読むには面白い本。 基本的な文法から、Rubyのメタ・プログラミングの強力さなどの深いところまで解説している本。 1.9の最新の状況を反映できていないのは仕方のないことだが、 執筆時点での1.9の情報も Encoding などを含め解説されている。
この本で、Enumerable::Enumerator の存在を初めて知った。
WIN32OLE#each も 1.9 では拡張されていて、Enumerable::Enumerator を利用して
require 'win32ole'
fs = WIN32OLE.new("Scripting.FileSystemObject")
folder = fs.GetFolder(".")
files = folder.Files
names = files.each.collect {|i| # "each.collect" と書けることがポイント
i.name
}
と書けることをこの本を通じて初めて気づいた。
年内に1冊英語のコンピュータ関連の書籍(技術書)を読むという目標も達成。
英語のレベルは割と易しくて、SSSで定義されているレベルで言うと レベル5〜6の本がスイスイ読める人なら読めるんじゃないかと思われる。 (普通の英語のミステリなんかよりはるかに易しい。) ただし、Rubyを知らない人が読むのは厳しいと思われる。
ただいま英語多読 3389427語。
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