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2009年1月31日 (土)

[英語] 名推理を披露してくれる病的なまでに几帳面で綺麗好きの神経症の名探偵

消防署のペットの犬殺しの犯人探しをすることになったMonk。 いつの間にかそれが殺人事件へとつながっていく。

Monkの推理により、犯人は途中で明らかになるが、証拠がないために逮捕することができない。 どうやって犯人を追い詰めるかが読みどころ。

犬殺しと殺人事件を結びつけるMonkの推理の他に殺人事件をあっさりと解決に導く名探偵ぶりは、なかなかどうして侮れない。 神経症で綺麗好きのMonkが証拠探しのためにゴミの山に挑まなくてはならなくなるなどユーモアもある。 某ミステリベスト10でも得票数不足でベスト10には入らなかったものの評価が高かったのも納得できる。

邦訳は『名探偵モンク モンク、消防署に行く』。

テンポが良くて英語は比較的易しく感じられた。

ただいま英語多読 3561427語。

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[Ruby] 1.9.1 リリース


何も貢献しないまま気づいたときにはリリースされてしまっていた。


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2009年1月25日 (日)

[本] 傑作になり損ねた誘拐ミステリの佳作

普通の誘拐ミステリかと思いきや、そこにちょっとした不可能興味を加えてみたり、 予想のつくものの、著者お得意のちょっとしたどんでん返しを交えたり、 身代金を要求しない犯人が登場したりと、途中、退屈させないところはさすが。 更に予想のつかない真相が待ち構えている。

ただ、最後の章が、ちょっと浮いてしまっているように見えるところが惜しい。 それまでの章が伏線になっているのもわかるが、ちぐはぐな印象を受けた。 辛い評価かも知れないが、その分だけ差し引いて傑作じゃなくて佳作。

いずれにしても、一筋縄ではいかない誘拐ミステリである。 一読の価値あり。

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2009年1月24日 (土)

[本] 東京創元社のお得意の日常の謎連作短編ミステリ

第18回鮎川哲也賞受賞作。 児童養護施設「七海学園」を舞台にした日常の謎連作短編ミステリ。

ミステリ通であれば、「七海学園」という名前からミステリ作家の若竹七海を連想するはず。 その若竹七海もかつて書いたことがある日常の謎をテーマにした短編ミステリ。 その短編ミステリが最後の1編で全ての謎が解き明かされる趣向になっているところも若竹七海の某作品と同じである。 この趣向は、若竹七海や加納朋子など、もはや、東京創元社の御家芸といってもいいくらいである。

最後の1編の謎解きは予測できるものの、伏線の張り方は巧みだし、 オールキャスト大集合的なラストの大団円も清々しくて良かった。

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2009年1月12日 (月)

[本] 渋い山岳ミステリ連作短編集

山岳捜査官・釜谷亮二を探偵役に据えた山岳ミステリ。 派手さとか陽気さとかは全くない。わりと落ち着いた渋味のある連作短編集。 山という大自然を舞台に事件に関わった人間たちの悲喜こもごもが見えてくる渋い作品に仕上がっている。

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2009年1月11日 (日)

[本] いかにも理科系の作者が書いたと思わせるようなミステリ短編集

サスペンス、ホラー、奇妙な味など、バラエティに富んだ作品が集められた「第一部 ミステリ編」と 本格ミステリが集められた「第二部 パズラー編」の二部構成になっている。

数学を専攻していた作者らしく、理科系の知識を生かしたミステリが多い。 だからといって、物理トリック一遍倒の薄っぺらい感じなだけのミステリかというと、 そうではなく、それぞれに趣向が凝らされていて粒揃いという感じである。

甲乙つけがたいのであるが、 ミステリ編では、タイム・リミット・サスペンスとしてもドキドキさせられる「小さな科学者」、 パズラー編では、パスティーシュ物としても良くできている表題作、 不可能だと思われる犯罪をどのように成し遂げるのかに主題を置きながらも戦争の悲惨さが垣間見える「ある聖職者の死」、 エネルギー保存の法則を取り扱った「賭け」が好み。

本格ミステリファンにオススメ。

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2009年1月 3日 (土)

[英語] 謎解きミステリとしてはちょっと物足りなかった刑事物ミステリ

Three Pines 村で老婦人が死体で発見される。警察は事故と他殺の両面から捜査を開始する。

中盤までは、テンポがゆったりとしていて、悪く言うと退屈な感じがしたが、 事件が二転三転し始める中盤以降は面白くなってくる。

Gamache 警部は名探偵というよりは、捜査班のチームを纏めるリーダーっぽい感じである。

犯人は誰か、動機は何かと仲間の刑事たちと議論するシーンが本格ミステリそのものだし、 やがて明らかとなる老婦人の謎も、殺人事件とは別にして、それだけで本格ミステリの謎として十分、魅力的なものに仕上がっている。

ただ、最後の犯人決め手となった謎解きがすっきりとしていなくて(自分の英語力の無さが災いして理解できていないせいかも知れないが) ちょっと残念だった。

それにしても食べ物が登場するシーンが多いな。

英語はかなり難しかった。

翻訳は『スリー・パインズ村の不思議な事件』(ルイーズ・ペニー)。

ただいま英語多読 3489427語。

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