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2009年7月14日 (火)

[本] 数学がちりばめられたミステリ

女性フォト・ジャーナリストと数学者が失踪した宗教組織の謎を追う。

序盤ちょっと読みづらいなと感じるところがあったのだが、序盤を過ぎてからは続きが気になって一気に読み進めてしまった。 数学についても衒学趣味というほどではなくさほど構える必要なくすんなりと読めた。

本格論理ミステリと謳われているが、本格ミステリとしては評価が難しい作品。 狂人の論理に支えられる謎解きよりも、公安がちょっと絡んできて謀略小説風味なストーリーが面白かった。 作者の作品をほとんど読んだことがないので、この作者らしい結末かどうかはわからないが、 ラストのエピローグは、SF作品を手掛ける作者が書いた結末らしいなと思った。

「これはミステリ小説じゃないのよね。要は、何が起こったか知りたい
んだから、後ろから読んじゃってもいいんじゃない?」

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