[英語] リンカーン・ライムシリーズからのスピン・オフ作品
The Sleeping Doll (Jeffery Deaver)
言葉を武器にして、相手の言葉使い、声の調子、表情、仕草などから嘘を見破る尋問の天才 Kathryn Dance が脱走した凶悪犯 Daiel Pell を追う。
同じJeffery Deaver のリンカーン・ライムシリーズ『Cold Moon』に登場した Kathryn Dance が主役として登場。
『Cold Moon』と比べるとちょっと物足りなかった。
一見、事件が解決したように見えても、Jeffery Deaver の場合、
残りページからどんでん返しがまだあるなと簡単に想像できてしまう。
ここまでは、いい(というかJeffery Deaverにハンデがあると思う)のだが、
今回は、そのどんでん返しが予想できてしまい、その予想が当たっていたこと。
XX が YY することによってすっきりとした解決を期待していたのだけど、そうはならず、消化不良な感じの幕切れであったこと。
こういったところがマイナス要因となり、評価は辛くなってしまった。
時系列的には、『Cold Moon』の後のできごとで、
リンカーン・ライムとアメリア・サックスもちょっぴり登場します。
言葉に拘る Kathryn Dance が主役だからかどうかわからないけど、リンカーン・ライムシリーズより英語は難しく感じた。
翻訳は、『スリーピング・ドール』。
No weapons - except words, and her intuition.
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