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2009年11月21日 (土)

[本] 今年の本格ミステリベスト10翻訳部門にはきっと顔を出すと思われる丹念に作られた本格ミステリの佳作

災厄の紳士(D.M.ディヴァイン)


一攫千金を狙い、美人令嬢アルマの誘惑にまんまと成功したネヴィル・リチャードソンだが...。


割と淡々とした語り口のためだろう。
いつも思うことなのだが、この作家の話は、派手さやけれん味が感じられない。
いつもと違ったのは終盤。いきなり明かされる真犯人とその謎解きには、ディヴァインもいい仕事してくれるなあと思ってしまった。
本格ミステリファンにとっては、翻訳ミステリの今年の収穫の1つとして見逃せない作品です。

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