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2010年5月31日 (月)

[本] わかりやすい統計の入門書

統計のはなし (大村平)

確率分布、推定、検定など統計の基本的な考え方をわかりやすく解説した本。

Lepton 先生の楽しく学べる統計(Lepton) よりも数学っぽいところがあるが、なぜそうなるのかということを丁寧に解説している。正規分布の基準化の説明などかなりわかりやすかった。

語り口調での解説し、リンゴの重さとか香水のにおいとか身近な事柄を題材として扱っている。 また、正規分布の式を蛇足と言いながら解説しながらも

正規分布を利用する立場からいえば、こんな数式はくそくらえ、です。

と切り捨ててみたりとわかりやすさのための工夫が随所に見られる(そのあと続けて「ちょっと、いいすぎでしょうか。」と書いてあるところに著者の人柄が伺える。)。

信頼性工学(バスタブ曲線)や実験計画法やカイ二乗分布についてもちょっとだけ触れているが、 これらについて詳しく知りたい人は他の本を読んだ方がよいでしょう。

数学(統計)が得意な人には説明が少々まわりくどく感じられるかも知れないが、苦手な人にはとっつきやすい本だと思う。

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