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2010年7月18日 (日)

[本] 「探偵小説の最期」となる森江春策シリーズ

綺想宮殺人事件 (芦辺拓)


黒死館殺人事件の芦辺拓バージョン。
・・・となっているのかどうか本家の黒死館を未読の私には判断がつかない。


芦辺流のペダントリーに満ちた蘊蓄たっぷりのミステリ。
本書は、2010年の話題作(問題作)であり、数ある森江春策シリーズの異色作となることは認める。
けれど、2010年の傑作とは言えないし、森江春策シリーズの傑作とも認められない。


こちらが芦辺拓(または森江春策シリーズ)に期待していたものを今回は悪い意味で裏切られた。

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