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2010年9月19日 (日)

[英語] フロスト警部シリーズ最終作

A Killing Frost』(R. D. Wingfield)

もう二度と新作を読むことができない R. D. Wingfield のフロスト警部シリーズの最終作。

相変わらずフロスト警部は複数の事件を抱えて縦横無尽に走り回っている。 フロストは、いつも通り下品なのだが、新米女性警官を気づかったり、 亡き妻との想い出に涙したりと繊細な一面も見せてくれる。 ただ、下品なだけで終わらないところが、警部の魅力なのである。

今回は、フロスト警部にとって新たな刺客となるスキナー警視が登場。フロスト警部はスキナー警視に追い詰められデントン署からの転属願いを出す羽目になってしまう。 捜査の権限も奪われ、窮地に立たされながらも、 なぜか、いつものように、フロスト警部は、いやおうなく次々と事件に巻き込まれていく。

いつも通りの複数の事件の解決の他に、 フロスト警部がデントン署を去ってしまうのかどうか、 スキナー警視との対決の決着はどうなるのかといったところもこの作品の読みどころである。

One of the penalties of rank was that you didn't ask
your subordinates to do things you wouldn't do yourself.

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2010年9月18日 (土)

[本] 四人の父親が息子のために飄々と頑張る物語

オー!ファーザー』(伊坂幸太郎)


ミステリとして見ると伏線を全て綺麗に回収できたとは言いづらく多少のキズも目につく。
相変わらずのちょっと変わった伊坂ワールドが楽しめる作品。
『陽気なギャングが地球を回す』が好きな人ならこの作品も楽しめると思う。


「父親が四人もいて、息子を守れなかった、なんて洒落にならねえからな」
「ただ人数が多いだけじゃねえかって思われるだろ」
「ただ人数が多いだけじゃなかったのか」

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[Soft] Cygwin の i686-w64-mingw32-gcc(mingw64) で Ruby をコンパイルしてみた

trunk の Ruby をコンパイルしてみた。

$ ../../../ruby/trunk/configure --target=mingw32 \
--prefix=/usr/local/ruby-trunk-mingw32 CC=i686-w64-mingw32-gcc
$ make

およそ2時間後(ThinkPad X31 の Ubuntu 9.04 上の VirtualBox 上の Windows XP) に ruby.exe ができました。

$ make test
$ make test-all TESTS=win32ole

もできたっぽい。

ちなみにできた Ruby のバージョンは

$ ./ruby -v
ruby 1.9.3dev (2010-09-17 trunk 29281) [i386-mingw32]

configure に時間がかかるため、何度もやり直す羽目になるのは嫌だったので、--target で mingw32 を明示的に指定したけど、 もしかしたら不要かも知れません。

これまでは、MSYSの環境がなんかしっくりこなかったので、MinGW にかなり消極的だった。 でも、これで、Cygwin で mingw32版がコンパイルできることが確認できた。

うささんが、RubyKaigi2010 のRuby開発者会議で、「もう mingw でいいじゃん」 とか発言されたとかされなかったとかいう噂を聞いたのだけど、 Cygwin に mingw64 パッケージが入った今、積極的に反対する理由が1つ減った。

ちなみに、64bit環境が手元にないので、--target=mingw64 は試すことができません。

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[Soft] Cygwin に mingw64 の 32bit用コンパイラをインストールしてちょっと試した

Cygwin に mingw64パッケージが入ったので、 32bit Windows XP上の cygwin に mingw64 の

mingw64-i686-binutils
mingw64-i686-gcc-core
mingw64-i686-gcc-g++
mingw64-i686-headers
mingw64-i686-pthreads
mingw64-i686-runtime

をインストールしてみた。

ちょっと試してみた。

$ i686-w64-mingw32-gcc -v
Using built-in specs.
COLLECT_GCC=i686-w64-mingw32-gcc
COLLECT_LTO_WRAPPER=/usr/lib/gcc/i686-w64-mingw32/4.5.1/lto-wrapper.exe
Target: i686-w64-mingw32
コンフィグオプション: ... (以下略)
スレッドモデル: win32
gcc version 4.5.1 (GCC)
 
$ cat hello.c
#include <stdio.h>
int main(int argc, char** argv)
{
    printf("Hello mingw\n");
}
 
$ i686-w64-mingw32-gcc hello.c -o hello
$ ./hello
Hello mingw
 
$ cygcheck ./hello.exe
C:\cygwin\home\suke\hello.exe
  C:\WINDOWS\system32\KERNEL32.dll
    C:\WINDOWS\system32\ntdll.dll
  C:\WINDOWS\system32\msvcrt.dll

Windows XP のコマンドプロンプトからも hello.exe が普通に実行できた。 ちゃんと 32bit Windows 用のバイナリができているみたいだ。

あとは、Rubyがコンパイルできるかどうか。 Cygwin の gcc-4 は -mno-cygwin オプションをサポートしなくなったので、 Rubyがコンパイルできると別にmingwをインストールしなくても済むので非常に助かる。

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[日記] そろそろ少しはやる気を出そうと思う

RubyKaigi 2010 があったり、その翌週にはQC検定があったりして
ちょっと肉体的にも精神的にも疲れてしまった。
ここ2週間ばかり、QC検定の勉強にあてていた時間は、(半ば意図的に)ぼーっとして呆けてしまっていた。
でも、そろそろやる気を出して、QC検定の勉強にあてていた時間を他のことに有効活用しようと思う。
というか、そろそろ、少しは、やる気が出せそうな気がする。

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[Soft] Cygwin に mingw64 のパッケージが追加された

cygwin-announceより。

Version 4.5.1-1 of "mingw64-i686-gcc" has been uploaded.
 
mingw64-i686-gcc contains GCC sources used by the 32bit target toolchain.
See mingw64-i686-gcc-core, mingw64-i686-gcc-objc,
mingw64-i686-gcc-ada, mingw64-i686-gcc-g++ and mingw64-i686-gcc-fortran
for binaries.  

この他に、mingw64-i686-headers, mingw64-i686-runtime, mingw64-i686-binutils, mingw64-i686-pthreads, mingw64-i686 cross toolchain set が追加されている。

mingw64-i686 cross toolchain setは

It is used to build 32bit Windows applications and programs.

ということらしい。

これで、わざわざmingwをCygwinとは別にインストールしなくても済むかな。

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2010年9月12日 (日)

[本] 連作短編動物ミステリ

小鳥を愛した容疑者』(大倉崇裕)

捜査中の怪我のリハビリのため警視庁総務部総務課勤務になった須藤警部補が、 動物に詳しい薄巡査とコンビを組んで、動物が絡む事件を解決する連作短編ミステリ。

動物のこととなると後先考えずに行動する薄巡査と薄巡査に翻弄される強面の須藤警部補とのかけ合いが楽しい連作短編ミステリ。

脇役として登場する石松警部補はどうやら、福家警部補シリーズに登場するあの石松警部補らしい。 いずれ、福家警部補と薄巡査の共演(競演?)作が読めたりするかな。今後が楽しみ。

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[本] 厳しい現実が垣間見えるトリッキーな日常の謎派連作短編ミステリ

アルバトロスは羽ばたかない』(七河 迦南)

前作『七つの海を照らす星』に 続く七海学園を舞台にした連作短編ミステリ。

いわゆる(殺人)事件らしい事件が起こらないミステリを日常の謎と言ったりする。で、日常の謎というと割とほんわかとした雰囲気のミステリが多い。 でも、この作品は、そういったほんわか日常の謎ミステリとは一線を画している。児童養護施設を舞台にしているためか、養護施設の児童達の厳しい現実が垣間見えるためだ。最後には希望が見えるのだが、「ああ良かった、面白かった。」だけでは終わらない読後感が残る。

今回も前作に引き続き連作短編の形式で全体として長編ミステリの構造をした作品になっている。 しかも、今回は、かなりトリッキーな仕掛けが用意されている。 この仕掛けには二重の意味で衝撃を受けたのだが、次回作があるのか、あるとしたらどんな展開なのか、気になってしょうがない (作者がXXXしたので、多分、続きが読めると予想している)。

この作品単独でも楽しめる構成になっていますが、前作を未読の方は、前作から読むことをオススメします。

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[本] 海外を舞台にした連作短編ミステリ

叫びと祈り』(梓崎 優)

海外を舞台とした連作短編ミステリなのであるが、ただ単に海外を舞台にしただけのミステリではないのである。 これ以上詳しいことは書かない。読めば、その意味がわかる。似たような設定のミステリはいくらでもあるのだが、海外を舞台にしたものを読むのは初めてである。

「ミステリーズ!新人賞」受賞作だけあって、「砂漠を走る船の道」の出来が秀逸。タイトルのつけ方もうまい。

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2010年9月 7日 (火)

[日記] QC検定の基準解答が公開されたので自己採点してみた

QC検定の基準解答が公開された。
こっそりとひっそりと自己採点してみた。


自己採点の結果、2級は意外と出来がよく、合格ラインに達していると思われる正解率だった
(ちなみに合格ラインは「総合得点概ね70%以上、出題を手法分野・実践分野に分類し、各分野概ね50%以上」となっている)。
だから、合格かというとそう早合点する訳にもいかない。
名前のフリガナを書き忘れたということには、正解率以上に、かなりの自信がある。
採点されずに不合格という結果もあり得る。という訳で楽しみは合格発表までおあずけになってしまった。


1級は、2級とは違って、名前のフリガナを書いたということには自信がある。
だから、合格かというとそう早合点する訳にもいかない。
合格ラインは「総合得点概ね70%以上、出題を論述・手法分野・実践分野に分類し、各分野概ね50%以上」となっている。
このうち、論述を除いたマークシートの自己採点の結果は、ぎりぎり合格か不合格かのライン上という微妙な正解率だった。
論述は、小論文なので自己採点のしようがなく、1級も合格発表を見ないと結果はわからないということになってしまった。

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2010年9月 5日 (日)

[日記] QC検定

2級と1級を受けてきた。なんかもうボロボロ。疲れた。


2級は、解けていたはずの分散分析の計算問題を難しく考え過ぎてしまって間違えてしまった。
昼休みにやってみたらちゃんと答えが出せた。勿体無いことをしてしまった。
2級の試験の答案用紙に、漢字の名前は間違いなく書いたのだが、フリガナを書き忘れたような気がする。
(不合格確定か?)


1級は、時間が足りなかった。
あと30分くらい無いと駄目かも。
最後の記述問題なんて5分ほどででっち上げてしまった。


1級も2級もさっぱり手応えなし。
この歳になると集中力が途切れるので、1級と2級とを分けて受験した方がよいかも知れないと思ってしまった。

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