[英語] フロスト警部シリーズ最終作
『A Killing Frost』(R. D. Wingfield)
もう二度と新作を読むことができない R. D. Wingfield のフロスト警部シリーズの最終作。
相変わらずフロスト警部は複数の事件を抱えて縦横無尽に走り回っている。 フロストは、いつも通り下品なのだが、新米女性警官を気づかったり、 亡き妻との想い出に涙したりと繊細な一面も見せてくれる。 ただ、下品なだけで終わらないところが、警部の魅力なのである。
今回は、フロスト警部にとって新たな刺客となるスキナー警視が登場。フロスト警部はスキナー警視に追い詰められデントン署からの転属願いを出す羽目になってしまう。 捜査の権限も奪われ、窮地に立たされながらも、 なぜか、いつものように、フロスト警部は、いやおうなく次々と事件に巻き込まれていく。
いつも通りの複数の事件の解決の他に、 フロスト警部がデントン署を去ってしまうのかどうか、 スキナー警視との対決の決着はどうなるのかといったところもこの作品の読みどころである。
One of the penalties of rank was that you didn't ask your subordinates to do things you wouldn't do yourself.
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