[Soft] Cygwin の i686-w64-mingw32-gcc(mingw64) で Ruby をコンパイルしてみた
trunk の Ruby をコンパイルしてみた。
$ ../../../ruby/trunk/configure --target=mingw32 \ --prefix=/usr/local/ruby-trunk-mingw32 CC=i686-w64-mingw32-gcc $ make
およそ2時間後(ThinkPad X31 の Ubuntu 9.04 上の VirtualBox 上の Windows XP) に ruby.exe ができました。
$ make test $ make test-all TESTS=win32ole
もできたっぽい。
ちなみにできた Ruby のバージョンは
$ ./ruby -v ruby 1.9.3dev (2010-09-17 trunk 29281) [i386-mingw32]
configure に時間がかかるため、何度もやり直す羽目になるのは嫌だったので、--target で mingw32 を明示的に指定したけど、 もしかしたら不要かも知れません。
これまでは、MSYSの環境がなんかしっくりこなかったので、MinGW にかなり消極的だった。 でも、これで、Cygwin で mingw32版がコンパイルできることが確認できた。
うささんが、RubyKaigi2010 のRuby開発者会議で、「もう mingw でいいじゃん」 とか発言されたとかされなかったとかいう噂を聞いたのだけど、 Cygwin に mingw64 パッケージが入った今、積極的に反対する理由が1つ減った。
ちなみに、64bit環境が手元にないので、--target=mingw64 は試すことができません。
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コメント
>うささんが、RubyKaigi2010 のRuby開発者会議で、「もう mingw でいいじゃん」とか発言されたとかされなかったとかいう噂を聞いたのだけど
このような発言があったことは事実です。
投稿: なかむら(う) | 2010年9月20日 (月) 21時26分