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2010年9月18日 (土)

[Soft] Cygwin の i686-w64-mingw32-gcc(mingw64) で Ruby をコンパイルしてみた

trunk の Ruby をコンパイルしてみた。

$ ../../../ruby/trunk/configure --target=mingw32 \
--prefix=/usr/local/ruby-trunk-mingw32 CC=i686-w64-mingw32-gcc
$ make

およそ2時間後(ThinkPad X31 の Ubuntu 9.04 上の VirtualBox 上の Windows XP) に ruby.exe ができました。

$ make test
$ make test-all TESTS=win32ole

もできたっぽい。

ちなみにできた Ruby のバージョンは

$ ./ruby -v
ruby 1.9.3dev (2010-09-17 trunk 29281) [i386-mingw32]

configure に時間がかかるため、何度もやり直す羽目になるのは嫌だったので、--target で mingw32 を明示的に指定したけど、 もしかしたら不要かも知れません。

これまでは、MSYSの環境がなんかしっくりこなかったので、MinGW にかなり消極的だった。 でも、これで、Cygwin で mingw32版がコンパイルできることが確認できた。

うささんが、RubyKaigi2010 のRuby開発者会議で、「もう mingw でいいじゃん」 とか発言されたとかされなかったとかいう噂を聞いたのだけど、 Cygwin に mingw64 パッケージが入った今、積極的に反対する理由が1つ減った。

ちなみに、64bit環境が手元にないので、--target=mingw64 は試すことができません。

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コメント

>うささんが、RubyKaigi2010 のRuby開発者会議で、「もう mingw でいいじゃん」とか発言されたとかされなかったとかいう噂を聞いたのだけど

このような発言があったことは事実です。

投稿: なかむら(う) | 2010年9月20日 (月) 21時26分

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