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2011年7月26日 (火)

[本] これってSFファンタジーじゃないのと思えてしまった本

本のカバーには「不思議なファンタジック・ミステリ」と紹介されているのだが、「ミステリ」とは違う気がする。 私はSF小説を読まないので、これがSFかどうか断定する自信がないのだけど、 敢えて言うなら、SFファンタジーとかファンタジック・SFに分類される小説だと思う。

ひょんなことから同じ家で暮らすことになった真と棗。 ある日を境に二人は、お互いの夢の中でしか逢うことができなくなってしまう。 どうやら真は事故で死んでしまったらしいことがわかってくる。 だが、真にはその自覚がない。どうして二人は夢の中でリアルに遭うことができるのか?そこにはどんな秘密が隠されているのか?

という感じで、この小説は、現実とはちょっとだけ違う世界(あの世とこの世が存在する世界)が用意されていてその世界のからくりを解き明かす話である。 確かにSF的な世界を用意してその世界だけで通用するロジックによって謎を解き明かすSFミステリというのがある。 だけど、この小説はそういったSFミステリとはちょっと違う気がする。 謎解きが、なんかミステリっぽくないというかロジカルでないというか。 うーん。伏線が無さすぎるのか。 というより伏線はいろいろあってちゃんと1つのストーリーに回収されているのだけど、謎を解くための伏線になっていない感じなのか。

ほんわかする話というのとはちょっと違う気がするが、実にふわふわとした読み心地のいい小説。 不思議と途中で読むことをやめることができなかった。

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