« [本] ワンランク上の英語らしい英語を書きたい人にオススメの本 | トップページ | [本] 一流のプログラマ達がプログラマにとって重要だと考える事柄をそれぞれの視点でそれぞれの立場から書いたエッセイ集 »

2011年8月 5日 (金)

[本] ジャンルミックス小説風サイコサスペンス

翻訳は『二流小説家』(デイヴィッド・ゴードン)。

主人公は、ヴァンパイア小説から、SF、ミステリ、ポルノ小説まで様々なジャンルの小説をいろんなペンネームで書いている売れない二流小説家。

本筋とは関係ないところでいろいろなエピソードやストーリーがごちゃまぜになったサイコ・サスペンス(風ジャンルミックス小説)。読んでいて飽きない小説。

たとえば、本筋のストーリーの合間に主人公が書いた小説がいくつか挿入される。ヴァンパイア小説の抜粋(コレが意外とよくできたショートショートっぽい仕上りで単独でも面白い。)や、ハードボイルドっぽい小説があったり、SF小説があったり。

ヴァンパイア小説のペンネームが女性のために、インタビューや著者近影の代役に仕立てた母親のエピソードがあったり、自分では、出来が良くないと思っているヴァンパイア小説のファンに遭遇するエピソードがあったり。

本筋のサイコ・サスペンスも終盤に二転三転する展開が待ち受けていて良くできている。ただ、いろんなエピソードを入れ過ぎた分、サイコ・サスペンスの部分がぼやけてしまっているような気がする。もっとストレートにした方がすっきりして盛り上がったんじゃないか。

殺人事件の犯人として疑われた主人公が容疑を晴らすためにどうすればいいか仲間と会話する場面で、 架空の名探偵の名前が次々と飛び出すのにちょっとワクワクしてしまった(私もフロスト警部が好き)。

英語はかなり難しかった。

"That's what we need", Clair said. "Some CSI-type evidence.
Like a body hair in a drain. Or a tooth."

|

« [本] ワンランク上の英語らしい英語を書きたい人にオススメの本 | トップページ | [本] 一流のプログラマ達がプログラマにとって重要だと考える事柄をそれぞれの視点でそれぞれの立場から書いたエッセイ集 »

コメント

この記事へのコメントは終了しました。

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: [本] ジャンルミックス小説風サイコサスペンス:

« [本] ワンランク上の英語らしい英語を書きたい人にオススメの本 | トップページ | [本] 一流のプログラマ達がプログラマにとって重要だと考える事柄をそれぞれの視点でそれぞれの立場から書いたエッセイ集 »