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2011年10月17日 (月)

[本] SFあり、謀略あり、冒険あり、サスペンスありの骨太のジャンルミックス小説を読んだ。

ジェノサイド (高野和明)


ジャンルミックス小説とでも言えばいいのだろうか。SFあり、謀略あり、冒険あり、サスペンスありの骨太の小説。


小説の中盤までで、SF的な最大の謎が明かされてしまう。えっ、もうここでその謎を明かしてしまうのか、中身濃いなあと思って、圧倒されてしまったのだが、そこから先がちょっと物足りなかった。


その後は、主人公達が、絶対絶命の窮地からどのように脱出するかが描かれる。圧倒的な戦力の差がありながら、いかに敵の攻撃を避けて安全な場所まで脱出するか、そこが知恵の見せどころなんだけど、そこで失速してしまう。なるほど上手い手を考えたなとこちらが感心できるような作戦ではなかったことが残念だった。


作戦にはSF的能力が使われていて、感心する前に、これだったら、ある意味、何でもアリになってしまうんじゃないかと思ってしまった。やっぱりSFは自分の肌には合わないのかなあ。


読後感も悪くないし、面白いことは面白かったんだけど、評判が高くて期待しすぎた分、辛めの評価になってしまった。

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