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2011年10月15日 (土)

[本] 特撮ラブコメの王道を突き進むSF小説を一気読みした

MM9 -invasion- (山本弘)


夜、寝る前に読み始めてしまったのが運のツキ。続きが気になって仕方なく、寝るのを惜しんで一気読みしてしまった。
SFの王道かどうかわからないけど、間違いなく特撮ラブコメ(そんなジャンルがあるのかどうか知らないが)の王道を突き進んでいるSF小説。


同じ著者の書いた『MM9』の続編。(実は、前作を読んでいないので、よく知らないんだけど)前作は、連作短編形式のSFだったみたいだが、今回は長編SF小説。前回から数年後の世界っぽい。


舞台は、現代の日本なのだが、現実と違うのは怪獣が普通に現れる世界であるということ。そして、怪獣が出現することは、極秘事項でも何でもなく周知の事実であること。怪獣対策を専門とする組織が日本の政府の中にも存在していて、それが気象庁特異生物対策本部、通称「気特対」であること。


その「気特対」が保護している怪獣が少女の姿をしたヒメ。ヒメに憑依するオチャメな宇宙生命体。ヒメ(宇宙生命体)と唯一交信ができる人間の少年。突如現れる宇宙怪獣。怪獣を向かえ討つヒメ。


「気特対」とか、宇宙生命体の設定とか、怪獣の設定とかうまいこと考えられている。前半の少年とヒメ(宇宙生命体)との交流やちぐはぐな会話がベタベタのラブコメそのもので楽しいし、後半、子供の頃に見たあの特撮の王道を突き進む。面白い。


そしてこのエピローグ。続編が気になる。


多分、前作から読んだ方がシリーズ物としてより楽しめるんじゃないかと思う。恐らく本作の初っ端で前作の核心に触れるネタバレをしているんじゃないかと想像。

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