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2015年3月 8日 (日)

[本] ラスト・ワルツ(柳広司)

ラスト・ワルツ

さすがにシリーズも続いて息切れしてきたかと思ったけれど、3話目で何とか持ち直してくれた。やっぱカッコいいわ。

陸軍のスパイ養成機関のシリーズ4作目。シリーズを続けて読んでいるファンとしては、期待が高まってしまうものですが。。。。

2話目まで読んで、うーん。さすがに息切れしてきたかなと。 シリーズ1作目、2作目にあったような切れ味の鋭さが感じられない。 ストーリーに捻りはあるし、別に悪くはない。悪くはないんだけれど、見劣りしてしまう。

そんな印象を持ちながら、読んだ3話目。 ここでようやく持ち直してくれました。 途中までは、こちらの想定の範囲内のストーリー展開。 最後の種明かしでいきなり引っくり返された。 まさか、こんな手を使ってくるとは思わなかった。 鮮やかなどんでん返し。 もちろん、それだけではなくて、シリーズ1作目から続いている雰囲気は十分に出ていたし、やっぱりスパイがカッコいいなと思ってしまった。 やっぱいいよ。

ただ、同じ手は二度と使えないので、次作がどうなるか、ちょっと心配ではある。 そんなに量産しなくていいので、次回は完全復活したD機関の話が読みたい。

 

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