[英語] Rhyme の過去が語られるリンカーン・ライム・シリーズ
The Broken Window (Jeffery Deaver)
Rhyme のいとこ Arthur が殺人犯として逮捕される。 Arthur の妻に相談された Rhyme は事件を調べ始めるが全ての証拠は、Arthur が犯人であることを示していた。
リンカーン・ライム・シリーズの最新作。 前作では、Amelia の父の過去がサイド・ストーリーとして描かれましたが、 今回は、Rhyme のいとこが登場して、過去にあった Rhymeといとことの確執が Rhyme の口から語られます。 前作で登場した Pam が登場。Amelia が Pam の保護者の立場で思い悩んだりするシーンもあり、 わりとサイドストーリーに力が入っています。
事件の方は、最初から真犯人が1人称で登場し、序盤、スリリングでスピーディーで予想できない展開で これは前作に負けず劣らず傑作かと思ったのですが、その直後から失速。 結局、真犯人も予想できたし、どんでん返しもいくつかあるもののインパクトに欠けてました。犯人がRhyme達に攻撃を仕掛けてくるあたりは読んでいて怖かったですが。
前作でも登場した○○が本作にも登場するので、シリーズを続けて読んでいる人は読んだ方がいいかも...。
ちょっと興味深かったのは、Pulaski が操作したコンピュータのこと。 Pulaski はコンピュータの素人で、電話でコンピュータのプロフェッショナルから指示されながら操作している。 この PC が、どうやら、Excel を起動できるらしいのだが、 Pulaski がマウスで操作できないのかと愚痴をこぼすと Unix なのでキーボード操作しかできないというシーンがあった。
Excel が動くのに Unix ってどういう環境だ?と考えてしまったのだけど、 Linux で WINE で Excel を使っているということで納得した。
事件とは関係ないけど、印象に残った Rhyme の台詞。 コンピュータが苦手でコンプレックスを感じ始めた Pulaski に言った一言。
"Remember, people hassle you in all sorts of different ways.
Don't assume they're right and you're wrong just because they
know something you don't. The question is: Do you need to know
it to do a better job? Then learn it. If not, it's a distraction
and to hell with it."
翻訳はもうすぐ出ます。『ソウル・コレクター』
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